岡山県出身。京都の玄関口として有名なホテルグランヴィア京都にてロビーのおもてなし花を担当すること丸１１年。毎年クリスマスやお正月には長蛇の列ができる記念撮影スポットを創り上げる。ホテルグランヴィア京都主催「川崎由貴のお花教室」の受講者は延べ２０００名を超える。

　「京都発世界へ」という理念のもと、主役が際立つ空間美を創りあげ、世界各国から来日するVIPのお迎え花も担当。「シンプルな装飾なのにインパクトがある」、「欧米からのお客様に特に人気が高い」、「従業員のホスピタリティー向上につながっている」などホテル関係者やホスピタリティー力を高めたい企業から注目が集まっている。行事学や風景学を取り入れた独特の世界観は他の追随を許さず、人種や国境を越えた人々の心をつかみ、花で企業価値をあげる空間芸術家として活躍。毎月ガラリと変わる空間芸術を楽しみにしている歌舞伎役者も多く、震度７にも耐えられる安全対策も怠らない。

　また、着物を普段着とし２００枚以上の中から季節を先取りした柄や色彩を選び出し、ホテル内で４m級の展示制作をする際にも愛用。婦人画報社「美しいキモノ」の人気コーナーに京都女性の顔として雑誌にも掲載されている。

　２０１４年にはパリのユネスコ本部内にて国際平和協力作品２１０点の代表作としてスペインが生んだ巨匠ジョアン・ミロの月の壁・壁画前に展示される。ニューヨーク近代美術館、ルーブル美術館等世界の有名美術館に貯蔵されるアメリカの美術書にも掲載される。

　２０１７年、JAPAN EXPO in スリランカでは華道、茶道の部の空間演出を担当。ワークショップ参加者は２００名を超えわずか３日で来場者６万人を突破。テレビ取材を受けるなど評価も高く、「花を使った和の伝道師」として活躍の場が世界に広がっている。

　昨今は、リーダーに必要な要素はいけばなの中にあるとの想いからいけばなを使った「ビジネスリーダースキルアップ講座」を開講。経営者、管理職、先生と呼ばれる業界著名人が数多く参加している。